【酉の市発祥の地】足立区の花畑大鷲神社をご紹介します!
2024年3月18日
こんにちは。足立区の不動産会社 株式会社ハウスセイラーズです😊
今回は足立区花畑にある【酉の市発祥の地!花畑大鷲神社】をご紹介します。
花畑大鷲神社とは
足立区花畑の住宅街の中にある花畑大鷲神社(はなはたおおとりじんじゃ)。
祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)で、日本武尊(やまとたけるのみこと)の命日と伝わる11月の酉の日にお祭りを行っていたことから「酉の市」発祥の地としても有名です。
酉の市とは
商売繁盛を願い、例年11月の酉の日に行われる「酉の市」。
酉の市の始まりは、江戸時代近在の農民が、鎮守である鷲大明神(わしだいみょうじん)に飼っている鶏を奉納した収穫祭といわれています。
鶏は酉の市が終わると浅草の浅草寺観音堂の前で放たれ、花又村(現花畑付近)の住民は鶏を食べないという習慣があったそうです。
江戸から花畑の鷲大明神までは約16キロほどで、ちょうど一日で往復できる近郊の行楽地だったため、酉の日には多くの参詣客が訪れていたことが江戸の名所案内や地誌に記されています。
こうしてはじまった酉の市は商売繁盛のお祭りとして現在も続いており、神社内では幸運を掻き集めるという縁起物の熊手や開運扇が売られています。
足立区内では花畑の大鷲神社のほか、島根の鷲神社でも酉の市が行われています。
大鷲神社で行われる祭事・行事
花畑大鷲神社では酉の市のほかにも魅力的な行事が年中通して行われています。
6月・12月 晦日 大祓式(夏越の祓)
「大祓式」とは6月と12月の晦日に、人が知らず知らずに犯した罪や穢れを除き去ることにより、災厄を避けることを目的として行われる行事のことです。
6月に行う大祓を「夏越の祓」12月に行う大祓を「年越の祓」とも呼ぶそう。
花畑大鷲神社では6月の大祓のみ「茅の輪(ちのわ)くぐり」を行っており、くぐることで無病息災に過ごすことが出来ると考えられています。
毎年7月第3日曜日 奉納獅子舞 足立区指定無形民俗文化財
毎年7月の第3日曜日には境内において、天下泰平・五穀豊穣・悪疫退散を願う獅子舞「祈祷獅子舞」が行われます。
こちらは江戸時代より続いていると言われ、現在も花畑大鷲神社獅子舞保存会によって、受け継がれています。
境内に4本の柱を立てた舞庭で、笛の音に合わせて、三頭の獅子が太鼓を打ちながら力強く舞っていく伝統的な行事となっています。
12年に1度の酉年 式年大祭
12年1度、酉年には「式年大祭」が行われており、お神輿をかつぎ地域をまわります。
古来は33年に一度行われていたそうですが、大正10年より酉年毎に12年周期で行われるようになったそうです。
文化財にも指定されている大鷲神社
花畑大鷲神社には文化財に指定されているものが多くあります。
例えば上記写真の「拝殿」、そして「本殿」は足立区の登録有形文化財(建造物)に指定されており、毎年7月第3日曜日に行われている「祈祷獅子舞」は足立区の指定無形民俗文化財に、「力石」および「算額」は登録文化財に指定されています。
現在本殿は非公開ですが、拝殿は公開されているのでどなたでも見ることができます。
花畑大鷲神社は最寄りの駅から歩くと少し遠いため、バスやお車の利用がおすすめですが、足立区の歴史ある神社ですので機会がある方はぜひ足を運んでみてください!