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フォトジェニックな美術館【六町ミュージアムフローラ】は実は地域の防災拠点でもあった!

2023年12月14日

2005年に開業したつくばエクスプレス「六町」駅から徒歩5分ほどの住宅街に突如あらわれる四角と曲線のエッジが効いたコンクリート組み合わさった内部の見えない不思議な建物、それは2012年6月にオープンした小さな美術館【六町ミュージアムフローラ】です。

 

六町ミュージアムフローラとは

地域のシンボル!ゆったりとながれる時間を過ごす場所

2022年には開館10周年を迎える六町ミュージアム・フローラ。認知度があまり高くないのは、住宅街に位置することに配慮して地域のメディア以外あえて情報発信を控えめにしているためだそうです。
敷地の大部分を緑化屋根にした美術館は、造形と環境設計に優れたデザイナーが設計を手掛けています。エントランスを入り1階の展示室の入り口である右手側はガラス張りになっており、中庭を見渡せる開放的な雰囲気で、展示スペースは中庭をぐるりと回るようにめぐる回遊型になっています。2階の多目的スペースからはすり鉢状になった平屋の緑化屋根と水盤のある中庭を見渡すことができます。

展示スペースのあちこちにベンチやソファーがあるので、お気に入りの作品や中庭を眺めながら、じっくり鑑賞することができます。

美術館の常設展は年に4回、四季に区切って常設企画展として開催されています。
収蔵品は近代日本画を中心に江戸絵画、洋画にも及んでおり、横山大観、川合玉堂、前田青邨、浅井忠、藤島武二、岸田劉生、梅原龍三郎、荻須高徳、小磯良平などといった日本美術界の巨匠と呼ばれる人たちの作品など約350点所蔵しています。

年に一度特別企画展の開催や特別講座なども行われます。

また、美術館は2階の多目的室だけでなく1階も含めて貸し出しを行っており、絵画、写真、書などの展示のほか、水上を舞台にしたコンサート、琴や古楽器の演奏会なども開催され、今年は足立区内の小学校の図工連合店や中学校の連合展覧会も行われました。

現在は2023/12月1日(金)~2024/1月31日(水)の会期で
冬の企画展
「春を待つ雪景色」 展
が開催中です。休館日は日・月曜日、年末年始休館は12/24~1/15 入館料は大人300円、学生・生徒200円、中学生以下無料(小学生以下保護者同伴)となります。

入館料は300円でコーヒーが付くので、ゆったり観覧してお気に入りの場所で一息…のんびりとした時間を過ごせます。

2階の多目的室はイベントに使われていないときには開放されているので、のんびりとコーヒーを飲みながら持参した本を読んだり、池と緑の風景を眺めて過ごす方も多くいるとか。

 

小さな子ども連れも楽しめる美術館!中庭の池や芝生でも遊べる

展示室は中庭の池の周りをぐるりと回るように造られており、美術を楽しむ一歩目の場所として気軽に訪れて欲しいそうです。
小さな子どもを連れて都内の美術館に行くのはハードルが高いですが、六町ミュージアムフローラなら大丈夫です。子どもが声をあげたり、多少うるさくしても、問題ありません。
コンパクトな回遊式の空間なので迷子になることもなく、子ども連れにも安心して楽しめます。

お子さま連れに嬉しいポイントは展示室の外も。池や芝生の斜面は眺めるだけでなく、出て歩ける場所になっています。水盤の上の飛び石を渡ったり、なだらかな緑化屋根にのぼったり、お子さまも退屈しませんね!
お子さまの美術館デビューや美術館に行くのを遠慮していたお父さんお母さんもぜひ足を運んでみては?

 

地域の防災拠点となることを意図、環境にも配慮

設計に当たり、建築中に東日本大震災が起こったことがきっかけで、地域の防災拠点となることも意図して建築されました。

災害時の避難施設となるよう強固な建物となっており、隣接の震災用備蓄倉庫と一体で災害時に地域の住民が使用できるようになっています。
建物はバリアフリー対応なのでどなたでもストレスなく利用できます。
屋根にはソーラーパネルを備えていて太陽光発電により照明、雨水・散水用の浄化の電力をまかなっているので、何かあった際も最低限の電気が使えて安心です。
また非常時の水を確保するため井戸水のほか、雨水を利用し自然ろ過を図る環境システムも取り入れています。
緑と水盤を利用して、大雨時の流水調整機能も備えています。

環境への配慮として、ヒートアイランド対策として屋上緑化を行っているほか、景観に配慮して建物は低層となっています。

太陽光と雨水など自然の力を無駄なく使い、街並みに自然に溶け込む美しい造形の建築物でありながらも、いざというときにも安心安全なエコな美術館、それがミュージアムフローラです。

 

アートでつながる街づくり!色遊びコラボ展2023

「ほつか色遊びコラボ展2023」が開催されます!そのプレ・コラボ展が12/8(金)・12/9(土)に六町ミュージアムフローラにて開催されました。

「ほつか色あそびコラボ展」は、平成30年から毎年開催されている地域の展覧会で、地域の方が制作した作品を展示しています。

2023年のイベントは12/23(土)~12/27(水)の午後9時~午後5時(最終日は午後1時まで)、4会場で展示&ワークショップを開催!
入場は無料です。会場を回ってスタンプを3個以上集めるとプレゼントももらえます。

1.六町ミュージアムフローラ ★プレ・コラボ展【12/8(金)・12/9(土)】
2.保塚地域学習センター 【12/23(土)~27(水)】
3.スマイル・エイジングパートナー「かどっこカフェ」 【12/23(土)~25(月)】
4.六町駅前安全安心ステーション「ろくまる」 【12/23(土)~27(水)】

お近くにお住まいの方はお友達やご家族でお誘いあわせのうえ、アートを気軽に楽しんでみてはいかがですか?

 

Facebook:足立区役所 – 【今年もほつか色あそびコラボ展を開催】12月8日(金)~9日(土)、12月23日(土)~27日(水)ま… | Facebook
Instagram:保塚 センター(@hotsukagakushu) • Instagram写真と動画

 

 

六町ミュージアム・フローラ

営業時間 11:00〜17:00(最終入館は16:30) ※イベント開催時などに開館時間が延長されることがあります
休館日 月・日曜/年末年始(ただし夏展は 月・火・日曜)
アクセス つくばエクスプレス「六町」駅 A1出口 徒歩5分
所在地 東京都足立区六町2丁目5番35
入館料 一般300円、学生200円、小学生(児童)以下、障がい者手帳をお持ちの方はご本人と介護者1名まで無料
駐車場 4台(駐車料金90分200円)
ご利用を希望される方は事前にロビー受付にて駐車カードを受け取り、手続きに従って駐車してください。満車の場合は近隣パーキング(徒歩1分)をご利用ください。
車椅子用車両用あり(無料)、事前要連絡
ホームページ 六町ミュージアム・フローラ 足立区の絵画美術館 (rokucho-museum.sakura.ne.jp)

※美術館内は撮影可能となっていますが、撮影時はご確認ください。

 

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